The AMG Distinction

AMG 最大の特色

AMG 最大の特色

Mercedes-Benzではない、全くあたらしいクルマ。

メルセデス・ベンツの開発チームが新モデルを開発する際、初期のコンセプト検討段階からAMGのエンジニアも参加する。こうして初めて、車の性能プロファイルに合わせた高性能技術を組み込む事が可能となる。

AMGのエンジニアは、まず次のようなものを重要視しながら検討していく。前後方向のダイナミクスに求められるものは何か。横方向のダイナミクスに求められるものは何か。スポーティー感または快適性のために必要なことは何か。こういった問題を解決していくことが、クルマの土台を形成する重要な要素となる。

次に、エンジニアは「必要な性能とダイナミクスの実現に向けて、ベースモデルから変更すべきなのはどの部品か」を検討していく。まずは車軸、ブレーキ、サスペンション、次にトランスミッション、エンジンなどの駆動系一式の変更を。次に剛性強化やエアロダイナミクスの向上など、車体改造からボディにいたるまでを、さらに詳細まで検討していくのである。

どんな小さな部品でさえも、ドライビング性能を向上するという役割を担っており、ほぼ全ての部品で改良と開発が繰り返し行われている。このようにして、500以上のオリジナル部品を使った、AMGという高性能モデルができ上がるのだ。

そして、テストベンチ、レーストラックやあらゆる気候帯における公道での広範な試験を経て、ようやくAMGのクルマは設計通りに走ることができる。こうして、正真正銘のAMGが生まれるのである。

AMGの魅力

AMGの魅力

走るほどに伝わる、AMGの真髄

Mercedes-Benzとの違い。それはシャープなエッジ、洗練されたスポーティなバランス、そして細部に行き届いた技術である。AMG本来の目的が「ドライビングパフォーマンス」であることが、停車中でもはっきりと見て取れる。

もっとも明確な違いはリア部分だ。印象的なAMGのロゴが人々の目を引くのである。さらに、2桁のモデル識別番号(例えばCLS 63、SL 65)もついている。

リアスカート下のディフューザーや4本のエキゾーストテールパイプと同じく、突き出したサイドスカートからも、この車がモータースポーツのDNAを受け継いでいることがはっきりと感じられる。エキゾーストテールパイプの本数がベースモデルに比べて2倍になっているのは、単に外観を際立たせるためではない。その目的は、最も魅力的な違いの一つ、唸るようなエンジン音を生み出すことにある。

フロント部分でも、スタイルの違いを見ることができる。「A」字型のフロントに配置された大きなエアインテークからも、エンジンに大量の空気が必要であることが見て取れる。

コクピット方向に目を向けると、ボンネット上に、特徴的な2つのパワードームがあり、中に収められたエンジンの強大なポテンシャルを強調している。

One man - one engine(ひとりのマイスターがひとつのエンジンを)

One man - one engine(ひとりのマイスターがひとつのエンジンを)

独創的なアイデアを実現させる情熱を最も大切にし、現在においても様々なレースで実績を積み重ねるMercedes-AMGの、世界で最も洗練されたエンジン開発・生産施設はドイツ・アファルターバッハにある。

最先端の施設であるが、いまだに熟練の手作業がルーティンワークの一部となっている部門がある。例えば、AMGに搭載されるエンジンは“One man - one engine(ひとりのマイスターがひとつのエンジンを)”という主義に従い、手作業で丹念に組み上げられている。

エンジンに輝くマイスターのサインが刻まれたプレートは、まさにその証となっている。

全生産工程の電子文書化

生産工程において、各エンジンは水漏れ、およびオイル漏れの各種試験を受ける。燃料システムに対しても、個々のガス成分を検出できるほどの精度で試験が行われる。エンジン機能は、最新の共鳴および空気伝搬音測定法と共にもぎ負荷抵抗と加圧を使ってコールドテストベンチで検査される。そして、最後に全自動画像処理システムを使って、完成したエンジンの状態を確認する。

さらに、組立工程はシステムによって電子文書化される。このシステムによって、全てのボルト連結部の締め付けトルク、液晶、部品やバッチの情報、試験結果といった各種工程のパラメーターが管理されている。電子文書化されたデータベースに無線接続されている組み立てトロリーに専用PCが取り付けられており、各段階に応じて情報が表示されるようになっているのである。

アファルターバッハのファクトリー

さまざまなモデルに搭載されるAMG高性能エンジンは、延床面積9,950平方メートルのファクトリー(建物2階分の合計)で組み立てられている。受注状況に応じ、また、市場状況に合わせ、迅速で柔軟な生産対応が可能となっている。

ファクトリーで働くのは、経験があり高い技術を持っているマイスターのみ。手作業の工程では、当然ながら最大限の注意と精密性が必要とされる。全作業は、他の大量生産エンジンに適用される厳格なMercedes-Benz品質基準に準拠している。結果、AMGエンジンも、信頼性と長寿命というMercedesの特徴を兼ね備えることになるのだ。